できれば鞄も持ちたくない。傘だってそう。
''英国紳士は傘を差さない"……別に気取っているわけではない、単にものぐさなのであーる。んで、これまたモノをよく失くす。そのくせ、職業柄、持ちモノには人一倍愛着を求める、めんどくせー自分。だからこそ失くしやすい代表、ライターはBICと決めている。缶コーヒープライスなのに、手馴染み&不変のデザインがいい。愛着は持てるのに失くしても痛くも痒くもない、そんなとこがバツグンにいいのだ。翻って、その感じを傘に置き換えればいわゆるビニール傘ということになる。でもさ、安くたってBICのような愛着はね……愛着を持てないモノは持たない。だから極力、傘だって持ちたくない。

ーーそんなとき、ものぐさがバーブレラに出会った〜♪ 下條アトム風にお読みいただいて、そう、ひと目見たときのなんとも言えないワクワク感。放課後に50円玉握って駄菓子屋へ。今日は何の味にしよっかな〜、今日はすももも買うから二本だな……まさに”うまい棒''！である。コンパクトで多色買いしたくなる色バリもどこかBICにも似ている。カバンに入れても持ってることさえ忘れるくらい！

カバンの中にあるのに、ビニ傘買ったこともありましたっけね、笑。ペンケースと変わらない82gという軽さを備えながらの高い剛性。傘をもつ煩わしさを払拭し、180度考え方を変えてくれたのであーる。8000円という愛着が持てるフレンドリープライスと失くしたくなーい、と思わせるワンランク上の価格。そして、彼の地の傘を差さない紳士が纏う元祖レインコートの名を冠すのもたまらないじゃないの！　これなら''英国紳士は傘を差します"ね。持ちたくなかった傘なのに"欲しいっ！"と童心に返してくれたアンブレラ、これをバーブレラなんて名付けるネーミングセンスからして、まさに"上手い棒"！なんである。お後がよろしいようで。